五輪報道、分析すると 「豪快」な男性、「美しい」女性

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牛尾梓、山崎啓介
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ジェンダー平等を重視して今大会で初めて採用された男女混合種目の一つ、卓球混合ダブルス。金メダルを手にする水谷隼選手(左)と伊藤美誠選手=2021年7月26日、東京体育館、長島一浩撮影
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 日本では女性選手への偏見がみられる報道がまだまだ多い――。先月末、国際オリンピック委員会(IOC)が開いた会見で、組織委員会ジェンダー平等推進チームのアドバイザーからこんな指摘が出された。今回の五輪の報道ではどうなのか。使われる言葉を分析してみると、男女で差があることがわかった。

 朝日新聞は、テレビや新聞、雑誌、ネットメディアなど約500媒体(朝日新聞を含む)がニュースを提供するヤフーニュースで配信された東京五輪関連のスポーツニュースを分析。性別によって使われる単語に違いがあるかどうかを調べた。

 対象にしたのは、五輪の競技が始まった7月21日から30日午後6時までに配信された約1万7千件の記事。男女選手の記事を明確に分けるために、記事の見出しか本文に「男子」とだけ入っている記事4557件と、「女子」とだけ入っている記事3887件を機械で判別。それぞれの記事で使われている形容詞・形容動詞などの修飾語と名詞を抽出して、回数を算出した。

 「いい」「すごい」「強い」など、共通して使われる単語がある一方で、男女で頻度が違う単語もあった。

 例えば、「豪快」は男性選手…

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