復活した初代女子マネも甲子園へ「幸せすぎる」 樟南

仙崎信一
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 第103回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)に鹿児島代表として出場する樟南には女子マネジャーが3人いる。年長の永野沙綾(さや)さん(3年)は昨年復活した女子マネジャーの初代。選手とともに甲子園行きをかなえ「幸せ」と話す。甲子園ではベンチ入りする予定だ。

 樟南の関係者によると、女子マネジャーは約20年前にいたが途絶え、昨年復活させたという。そのとき一番に入ったのが永野さんだった。

 永野さんは小学6年生の夏、父が交通事故で亡くなったことから母の実家の宮崎市に鹿児島から移住。中学校時代は宮崎市で過ごした。中学校卒業後の進路を考える際、野球が好きで憧れていた樟南への進学があきらめきれず、母を説得して入学した。

 樟南野球部のマネジャーをやるつもりだったが、当時は募集していなかった。2年の時に募集が始まり、「1年間だけなのでもういいかなと思ったけど、選手にも声をかけてもらって」手を挙げ、「念願の夢がかなった」。

 この夏、選手とともに甲子園行きを決め、「幸せすぎる。感謝の気持ちでいっぱいです。甲子園では選手の力になりたい」と話す。

 甲子園には後輩の藤井美来(みく)さん(2年)、森愛菓音(あかね)さん(2年)も同行する。藤井さんは「選手がプレーしやすいような環境をつくり、甲子園で勝利できるように支えていきたい」、森さんは「選手が勝つことを考えられるよう頑張りたい。体調管理もしっかりしたい」と意欲を見せている。(仙崎信一)