診療制限、救える命が救えない…苦悩する首都圏の病院

有料会員記事新型コロナウイルス

熊井洋美、姫野直行
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 新型コロナウイルス感染者の自宅療養範囲を広げる方針を政府が打ち出す中、首都圏の病院では診療制限が始まっている。大学病院では、集中治療室(ICU)の一部を閉鎖するなどしており、一般診療にも影響が出始めている。

 「今一番はコロナ対策。最優先にしないと後手後手に回る。診療全体を制限しなければならない」

 千葉県緊急事態宣言が出された翌日の3日昼、千葉大学病院(千葉市)の横手幸太郎院長は、オンラインで行われた院内のコロナ対策本部会議で発言した。

 県が病床確保計画を最高レベルの「フェーズ4」に引き上げたのに合わせ、中等症と重症者向けの31床を2週間後には60床(ICU10、専用フロア50)に増やす。通常は1日3、4件ある手術数を半減、術後にICUに入る患者を減らす。

救急車の行き先が2時間決まらない

 病棟の患者数を通常の8割に…

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