「かかし」がオリンピックを応援? 世相あらわす80体

坂田達郎
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 スイカ畑などが広がる山形県尾花沢市の西原地区(79世帯)に、いまにも動き出しそうなかかしが立つ。世相を反映し、マスクをつけたり、オリンピックを応援したり。見る人の心をなごませている。

 高齢化が進み、近所づきあいは薄くなる。あるとき、夜になっても草むしりをするおばあさんがいた。心配した地区の人が声をかけると、かかしだった。実際にあった笑い話から、西原地区親睦会(溝越正廣会長)が「みんなでつくろう」と2年前に始めた。

 1年目の約40体から、3年目の今年は約80体に倍増。孫と一緒につくり、近所の人に負けじと知恵を絞るなど力作がそろった。渡辺修さん(68)はサッカー女子の「なでしこジャパン」を応援するかかしをつくり、「かかしを共通の話題に、地域が元気になりました」。10月まで見ることができる。(坂田達郎)