F15の長射程対艦ミサイル見送り 改修費の高騰で断念

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松山尚幹
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 防衛省は、航空自衛隊のF15戦闘機への搭載をめざしていた米国製の対艦攻撃用の巡航ミサイル「LRASM(ロラズム)」の導入見送りを決めた。米政府との交渉で、搭載に伴う改修費用が高額になることが確実となったため。代わりに開発中の国産ミサイルを活用する方針。

 同省が5日、自民党の国防部会で明らかにした。

 新たに搭載を予定していたのは対地攻撃用ミサイル「JASSM(ジャズム)―ER(イーアール)」を含めた米国製の2種類。いずれも射程は900キロで、敵の射程圏外から攻撃可能な「スタンド・オフ・ミサイル」と呼ばれる。こうした長射程の兵器を持つことは敵基地攻撃能力につながるとして批判も根強いが、同省は2017年末に取得を決めていた。

 F15改修は、中国の海洋進出を念頭にした南西諸島の防衛力強化の柱。同省は中期防衛力整備計画(19~23年度)に20機の改修を明記しており、最終的には約70機の改修とする方針だ。

 ただ、日米交渉は、米政府が…

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