体調異変で路上に突っ伏した川野将虎、追い上げて6位 50キロ競歩

陸上

酒瀬川亮介
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 「金メダルをめざす」と明言していた東京オリンピック(五輪)陸上男子50キロ競歩の川野将虎は6位にとどまった。

 優勝したダビト・トマラ(ポーランド)が中盤からひとり飛び出す展開。川野は2位集団でレースを進め、メダルを狙える位置にいたが、40キロを過ぎて体調異変で路上に一時突っ伏すなどアクシデントに見舞われ、いったんは遅れた。

 43キロ付近で再び2位集団に追いつくなど執念を見せたが、最後は欧州勢に突き放された。

 暑さを避けるため、早朝5時半にスタート。しかし、気温は上昇して午前8時ごろには29度に達した。「暑熱対策のシミュレーションはできている。残り10キロの暑くなってきてからが勝負」と大会前の会見では語っていたが、その勝負どころで力尽きた。

 日本の競歩は50キロを中心に成長し、リオデジャネイロ五輪では銅メダルに到達した。東京五輪を最後にこの種目は消滅するだけに、好成績を残したかった。(酒瀬川亮介)

靴ひもほどけた勝木隼人、がっくり

 東京オリンピック(五輪)陸上男子50キロ競歩で、30位に終わった勝木隼人は、スタート後間もなく、靴ひもがほどけ、結び直している間に大きく後れをとった。「序盤だったので、メダルもまだ狙えると思ったが、前半に足を使いすぎてしまった」とがっくり。

 メダル候補の一人だった丸尾知司は2位集団から上位をうかがっていたが、35キロすぎからズルズルと後退。「体力的な余裕がなくなった」。終盤には勝木にも抜かれ、32位に終わった。「金をとりにいったのがこの結果。夏のレースの厳しさを改めて思い知りました」と声を絞り出した。