大阪府で1310人が新規感染 第4波を上回り過去最多
大阪府は6日、府内で新たに1310人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。「第4波」期間中の4月28日と5月1日の1260人を上回り、過去最多を更新した。
府内では3日以降、新規感染者が1千人を超える日が続いている。直近7日間の人口10万人あたりの新規感染者数(5日時点)は75・42人で、政府の専門家分科会が「ステージ4(感染爆発)」の指標とする「25人以上」を大きく上回る。
吉村知事は、インドで見つかった変異株(デルタ株)への置き換わりが進んでいるとし、「第5波のまっただ中にある。感染拡大の速度は非常に速い」との見方を示す。
5日時点の入院患者は1375人で、重症96人、軽症・中等症1279人。府が確保している重症病床(587床)の使用率は16・4%、軽症・中等症病床(2516床)は50・8%。宿泊療養者は2306人で、部屋(4076室)の使用率は56・6%。
府の試算によると、新規感染者数が第4波の増加ペースの1・1倍で増えると、ピーク時の8月20日は2580人に達する。重症の入院患者は26日に426人、軽症・中等症は24日に5123人、宿泊療養者は20日に9815人にのぼる。軽症・中等症患者や宿泊療養者は、府が確保している病床・部屋数を上回ることになる。

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