花咲線全通100年で催し 当時の熱気伝える企画展など

大野正美
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 JR北海道花咲線(根室線釧路―根室間の愛称)の全線開通100年を記念し、開通当時の地元の熱狂ぶりを伝える企画展が根室市で始まるなど、様々な催しが開かれている。

 1907(明治40)年に旭川―釧路間が全通しても、延伸には時間がかかった。ようやく17(大正6)年に厚岸まで延び、順次駅を整備して21年8月5日に根室まで届いた。

 根室市歴史と自然の資料館で6日に始まった企画展「鉄道が来たころの根室のまち」は、釧路への鉄路到着を機に根室の政財界人らが出した「鉄道速成」請願書や、全通を機関車型の山車などで祝う市民の姿を写した写真、前年に開通した別当賀駅の開業ふきんなどを展示。港中心の物流に鉄路が加わり、北方への玄関としての発展が加速した歴史を振り返る。9月19日まで。月曜日と8月8、10日は休館。

 また7日には、根室駅で鉄道模型の展示、海鮮弁当や鉄道グッズ販売などの記念行事が午前10時から午後4時まで開かれる。JR北海道が単独では維持困難とする花咲線を応援する市民団体「夢空間☆花咲線の会」(鈴木一雄代表)の主催。根室駅を乗降する客への記念品配布や、同会作成の記念マークつき車両の運行も8日まで行う。(大野正美)