ファーウェイ、米制裁で売上減 新型スマホは5G非搭載

北京=西山明宏
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 中国の通信機器大手の華為技術ファーウェイ)は6日、2021年6月中間決算を発表した。売上高は3204億元(約5兆4千億円)で、前年同期比で3割減った。米国の制裁で高性能半導体などが入手できずに主力のスマートフォン販売が減ったためだ。

 発表によると、スマホなどの消費者向け事業の売上高は前年同期からほぼ半減した。徐直軍・輪番会長は「持続可能なあり方で、生き残り続けていく」とのコメントを出した。

 スマホの苦境は新製品にも表れている。ファーウェイは7月29日、新型スマホ「P50」を8月中旬以降に中国国内で順次発売すると発表した。だが、米国の制裁で高速通信規格「5G」に対応した半導体などの主要な部品を入手できず、4Gを採用せざるを得なかった。

 調査会社カナリスによると、今年4~6月期の世界のスマホ出荷台数の上位5社に小米科技(シャオミ)など中国メーカーが3社食い込む中、前年同期は首位だったファーウェイは圏外となった。(北京=西山明宏)