水上バイクの危険運転は殺人未遂 泉・明石市長が告発へ

天野剛志
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 兵庫県明石市の泉房穂市長は6日、水上バイクを海水浴をする人の近くで走らせたとして、容疑者不詳のまま殺人未遂と県水難事故防止条例違反の容疑で明石署や神戸地検明石支部に告発する、と発表した。

 市によると、3、4日のテレビで、同市の林崎・松江海岸沖で水上バイクが海水浴客の近くを走行し、さらに人が潜った後にその場所を走る様子などが報道されたという。

 市はこれを、人に接近する危険行為を禁じた同条例に違反すると判断。潜った場所の走行は、人の死亡を予見できる状況での行為で未必の故意にあたり、殺人未遂の疑いがあるとした。

 泉市長によると県条例違反の罰則は罰金20万円以下で、「罪が軽すぎ、警告にならない。人が死ぬような行為と認識してもらう必要があり、殺人未遂での告発が妥当と判断した」と話した。

 市は今年、コロナ禍で海水浴場を開設していないが、範囲を示すブイはあった。現場は、範囲の外の隣接した海域だったという。市は告発のほか、7日から神戸海上保安部、県、明石署とともに合同パトロールを実施。監視カメラも設置するという。(天野剛志)