警視庁職員、庁内サーバーに侵入 事件ファイル持ち出し

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 警視庁は6日、同庁情報管理課主事の男(33)が庁内のサーバーから人事や捜査情報を不正に持ち出したほか、運転免許保有者約26万人分のデータを削除していたと発表した。男が担当者の業務を妨害したなどとして、同庁は不正アクセス禁止法違反や不正指令電磁的記録作成・同供用などの疑いで書類送検し、6日付で懲戒免職にした。

 同庁によると、男は2020年8~12月、上司のIDとパスワードを使って、サーバーに約90回、不正に接続。世田谷一家殺害事件など殺人事件の捜査資料や、自身や同僚の人事評価など約18万5千ファイルをコピーして自宅に持ち帰るなどした疑いがある。

 男はシステム開発の担当で、障害対応を手伝った際にIDやパスワードを入手。自身の人事評価を盗み見たのを発端に、興味本位で不正アクセスを繰り返していたという。

 また男は20年12月、自作の不正プログラムを使い、運転免許管理システムから免許更新手続きに関する約26万人分のデータを削除した疑いもある。前日に仕事のミスを上司にしかられ、「困らせようと思った」と話しているという。