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お盆に病床埋まる予測も 不急の手術延期要請の神奈川

有料会員記事新型コロナウイルス

足立優心、末崎毅
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 「医療崩壊が始まりつつある」――。黒岩祐治知事は6日の定例会見で、これまでより強い表現で危機感を訴えた。神奈川県内の新規感染者はこの日初めて2千人を突破。医療態勢が急速に逼迫(ひっぱく)する中で、新型コロナウイルスに感染した重篤な患者が入院できるよう、延期可能な入院や手術を延期するよう医療機関に要請した。

 「肺炎や低酸素(の症状)など真に入院が必要な方が入院できるよう、医師が延期できると判断した入院、手術の一時停止をお願いする通知を本日発出する。県民のみなさんの命を守るための、やむを得ない措置だ」。6日の定例会見冒頭で、黒岩知事はこのように説明した。

 県が医療機関に対して示した指針によると、延期を求めているのは「良性疾患手術や検査、機能改善などを目的とした入院、手術」で、直ちに人命に影響がないものだ。「延期できる可能性がある入院・手術例」も示しており、ポリープ切除や胆石症、脊髄椎間板(せきずいついかんばん)ヘルニア人工関節手術、気胸、尿管結石腎移植、婦人科良性腫瘍(しゅよう)手術など多数の疾患をあげている。

 実際に延期するかどうかは「医師の判断が最優先」(県)で、緊急の手術や悪性腫瘍などへの対応は継続することも明示した。感染者が急増していた今年1月にも2カ月の延期を要請したが、今回は3カ月程度を目安とするという。

 黒岩知事は、これまでの会見などで足元の県内の状況について「医療崩壊寸前」などと話してきた。6日の定例会見では「新規感染者の急増により、救急を含めた従来の医療提供が困難になり、いわゆる『医療崩壊』が始まりつつある段階にきている」と述べ、これまでより踏み込んだ。

県「延期の動き、加速する必要ある」

 手術や入院の延期を要請するのは、急速に病床の逼迫(ひっぱく)が進んでいるからだ。

 病床利用率は5日時点で62…

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