上場企業の純利益、コロナ禍前上回る 製造業が好調

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稲垣千駿
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 東証1部上場企業の2021年4~6月期決算の5日までの集計で、最終的な利益を示す純利益が6・8兆円となり、新型コロナ禍前の19年同期と比べて26・8%増えたことがわかった。欧米などの外需を取り込んだ製造業が全体を引っ張った格好だが、旅行やレジャーを含むサービス業は低迷し、明暗が分かれた。

 東証1部の3月期決算企業1334社(金融を除く)のうち、5日までに発表した795社(対象の59・6%)をSMBC日興証券が集計した。19年同期と比べ、売上高は83・2兆円で2・8%減、本業のもうけを示す営業利益は7・0兆円で14・1%増だった。

 純利益を増やしたのは527社で、うち6割を製造業が占めた。製造業の純利益は19年同期比62・7%増。とくに世界販売の回復が著しい自動車業界が好業績で、鉄鋼や化学など素材関連にも波及した。電気機器は巣ごもり消費半導体の需要増の恩恵を受けた。原材料費高騰も懸念されたが、コストダウンで補った企業が多かったという。

 一方、非製造業は同14・1%減。人の移動を伴う空運と陸運は赤字が続き、レジャーなどのサービス業も回復していない。ただ、荷動きが急増した海運は業績を大きく伸ばした。

 世界で経済活動が停滞した前年同期と比べると、売上高は26・9%増、営業利益は4・6倍、純利益は6・7倍に増えた。

 22年3月期の通期の業績予…

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