大迫傑、驚くべき練習の質とマラソン哲学 福岡制した吉田祐也が体感

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堀川貴弘
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 8日朝に開かれる東京オリンピック(五輪)陸上男子マラソンに、このレースでの引退を表明している前日本記録保持者、大迫傑(ナイキ)が出場する。米国を拠点にして、あまり明かされていない練習に、昨年の福岡国際マラソンで初優勝を飾った吉田祐也(GMOインターネットグループ)が参加した。実業団2年目、24歳の若き才能が大迫の姿を明かしてくれた。

 「オリンピックの前だからといって特別な練習をしているわけではない。常に質の高いメニューを淡々とこなしている感じでした」

 吉田は今年4月末から6月中旬まで、大迫とともに練習した。

 昨年12月、共通の知人を通して大迫と初めて会った。もともと吉田は大迫の走りに注目していた。「映像で位置取りを、どんな心理でレースに臨んだかをネットで読んで参考にしました」。2時間7分5秒の好タイムで制した福岡国際マラソンも、2017年の同じ大会で大迫が3位に入ったレースをお手本にしていたという。

 食事をとりながら、「練習に参加させてほしい」と申し出たところ、大迫も「いいね」と、とんとん拍子に話が進んだ。自分のやってきたことを次世代に伝えたい、と大迫が常に考えていることとも合致した。

 実際の練習は、吉田にとって予想以上に厳しいものだった。

 特に、標高2100メートル…

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