天井にはった2位の賞状に「くそっ」 須崎優衣がこだわったのは1番

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藤田絢子
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女子50キロ級決勝、中国の孫亜楠(右下)を破って喜ぶ須崎優衣=2021年8月7日、幕張メッセAホール、加藤諒撮影
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 「自分の人生は自分で決めます」

 9年前の11月、中学1年だった東京オリンピック(五輪)レスリング女子50キロ級の須崎優衣(22)は、学校の連絡帳にこう書いて訴えた。

 小学5年から3年連続全国大会でトップに立った。日本オリンピック委員会(JOC)が優秀選手を選抜して鍛える「エリートアカデミー(EA)」へ入校を勧められていた。

 家族は止めた。EAは寄宿制。千葉県松戸市の親元を離れ、転校も必要になる。洗濯や身の回りのことも全て自分でしなくてはいけない。13歳に冒頭の決意を書かせたのは、9歳の時にテレビで見た北京五輪の光景だ。吉田沙保里の金メダルを見て「私もほしい」とずっと思ってきた。

 翌日の欄にも、言葉は続く…

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