服部勇馬、走り抜いた 本番直前の弱気に弟が気合「最後まで頑張れ」

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堀川貴弘
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 兄はずっと目標だった。そして、自分が出場権を取れなかった東京オリンピック(五輪)に出場する。ただ、そんな兄が本番直前に弱気になっている。弟は驚いた。

 7月、服部弾馬(はずま、26)=トーエネック=は都内で故郷の新潟ラーメンをすすっていた。

 5000メートルで東京五輪代表を目指したが、6月末の日本選手権で不本意な走りで23位に終わり、夢破れたばかり。一緒にいた兄で、マラソン代表の勇馬(27)=トヨタ自動車=から、いつものように「こんなんじゃだめだろ」と怒られると思っていた。

 だが、兄から出てきたのは、意外な言葉だった。

 「いっしょに練習やらないか」

 覇気がない表情だった。打診を冗談だと思い、いったんは断った。再び練習パートナーとしての協力を求められ、弾馬は引き受けることにした。

 兄が大事な五輪に向けて弱気になっている。足に気になる部分もあるようだ。弾馬は兄のサポートに乗り出した。五輪選手である兄が不安にどう立ち向かっていくのか様子を見て、今後の自分に生かしたいとも思った。

 兄弟で同じ競技のアスリート…

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