担当者更迭・隔離に4万室 中国がデルタ封じ込めに躍起

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瀋陽=平井良和
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 新型コロナウイルスを完全に抑え込む「感染ゼロ」の政策をとってきた中国政府が、国外から複数のルートで入り込んだデルタ株に挑んでいる。地区封鎖や大規模なPCR検査、隔離を組み合わせる強権的な手法と17億回を超えるワクチン接種で、感染力が強い変異ウイルスにも対抗できるかが試されているが、抑え込みの兆しも見えつつある。(瀋陽=平井良和)

 「デルタ株の前ではこれまでの濃厚接触者の概念を変え、同じ空間や建物にいたすべての人を対象にする必要がある」

 政府のコロナ対策専門家チームのトップを務めた鍾南山医師は7月31日、デルタ株の感染力の強さに警鐘を鳴らした。

 中国本土では7月下旬以降、江蘇省南京市の空港から感染が拡大。8月7日までに、13省・直轄市・自治区の約770人に及んでいる。また、河南省鄭州市でも入国時の検疫での陽性者を隔離する病院とその周辺で140人近くの感染が判明。雲南省ミャンマー国境地帯でも感染者の発見が続いている。いずれもデルタ株とみられている。

夏休みの旅行客らを通じて各地に拡大

 南京市のケースでは、夏休み…

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