「教訓」「奇妙な暮らしの例」… 五輪、世界はどう見た

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 新型コロナウイルスの影響下で行われた東京五輪が8日、幕を閉じた。1年の延期や無観客での開催、厳しい行動制限など、初めてだらけだった東京五輪を、世界はどう見ていたのか。

米、リオ大会から「大幅減」

 米国は、出場国・地域で最多のメダルを獲得したが、国内では関心の低下が報じられた。ニューヨーク・タイムズによると、独占放映権を持つNBCの3日までの夜間の視聴者数は平均1680万人で、2900万人だった前回リオ五輪から大きく落ち込んだ。

 米メディアによると、NBCはリオ五輪では2億5千万ドル(約275億円)の利益を上げたが、今回は予想より視聴者が少ないことを受け、無料の追加広告枠をスポンサー企業に提示するなどしているという。

 東京五輪は元々、時差の関係から視聴率が下がるとみられていた。加えて、コロナの影響で無観客となり、水泳のマイケル・フェルプスや陸上のウサイン・ボルトのような、米国の視聴者にアピールするスター選手も不在だった。さらに「五輪の最初の1週間、彼女は毎日(テレビに)出ている」とNBCが期待をかけていた体操のシモーン・バイルス選手が多くの競技に参加しなかったことも影響したとみられる。

 米国では、精神面の不調を理由としたバイルス選手の棄権が大会を通じて最大のニュースとなった。選手や家族を取り巻くドラマを重視してきた、NBCの放送スタイルにも影響する可能性を指摘する声もある。

 ウォールストリート・ジャーナルは、NBCがバイルス選手に「史上最高の体操選手であることの重圧」について聞いていたことを振り返り、「良くも悪くも、NBCが行ってきたようなインタビューは侵略的というだけでなく、破壊的とみなされるだろう」と予想した。

■半年後に冬季五輪の中国は……

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