小林幸子さんが見た五輪 白黒が色鮮やかに、選手たち「ありがとう」

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聞き手・橋田正城
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小林幸子さん(歌手)

 閉会式は演出がシンプルでしたね。自由と平和を象徴する五輪らしさがよく表現されていたと思います。

 前回1964年の頃を思い出しました。この年、生まれ育った新潟で地震が起き、精肉店を営んでいた実家は半壊しました。コロッケは1枚5円の時代。被災して多くのローンが残りました。両親に限らず、みんな生きるのに必死でした。どの家も裕福ではなかったけど、心は明るかった。

 今回、多くの競技を見て、選手が1分1秒を懸命に生きていることが伝わってきました。その姿に胸を打たれました。頂点をめざし、自分を鍛錬するのが一流選手でしょう。その意味では、メダルを取った人も、残念な結果に終わった人も、みんな一流だと思います。

 私にとっては、歌手として迎…

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