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透析中止からリコール 過疎の町の出直し町長選が投開票

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本井宏人、伊藤智章
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 愛知県東栄町の出直し町長選が8日に投開票され、前職の村上孝治氏(63)が元職の尾林克時氏(71)を破って3度目の当選を果たした。任期は2期目の残り2023年4月まで。当日有権者数は2673人、投票率は82・75%(前回19年は80・89%)だった。

 町医療センターでの人工透析中止をきっかけに、透析の再開を求める運動が、村上氏へのリコール解職請求)運動に発展。村上氏の辞職に伴う出直し選でも、人口減少と高齢化が進む中での地域医療のあり方が最大の争点となった。

 村上氏は、新築移転する新医療センターでも透析を再開せず、現センターには19床ある入院病床を廃止して在宅医療に転換する方針を打ち出し、「財源や医師不足への理解を得るための選挙」と位置づけた。

 告示直前になって、新センターに1、2床程度の「緊急ベッド」を確保することや、透析ができる民間クリニック誘致などの「新公約」も打ち出した。

 当選を決めた村上氏は8日夜、支持者らに囲まれ、「税収が潤沢ではない過疎の町を守るため、新センターの計画を実行に移すことを約束する」と語った。

 15年、19年に続いて3回…

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