インドに日本酒輸出へ まずビーガン認証 鳥取の7蔵元

石川和彦
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 鳥取県内の7酒造会社などが「チーム鳥取・インド輸出蔵元会」をつくり、インドに各社の日本酒を輸出する取り組みを始めた。その第1弾として、インドに多いというベジタリアン(菜食主義者)向けに、完全菜食主義者を意味するビーガンの認証を取得した。

 チームは今年4月に発足し、鳥取市でインターネット接続サービス会社を経営する井上法雄さんが会長を務める。井上さんが知人のインド人男性から、インドに日本酒を輸出したいとの相談を受け、知り合いで諏訪酒造(智頭町)の取締役・東田雅彦さんに声をかけたのがきっかけだ。

 蔵元会によると、インドの人口の約3割はベジタリアン。ビーガン認証は輸出に拍車をかける目的で、NPO法人ベジプロジェクトジャパン(東京)から得た。

 今後は各社の商品のデジタル版パンフレットを作り、サンプル商品のインドへの輸送テストを実施。今秋のオンライン商談会開催を目指し、商談相手を探す。インド側との調整(輸出コーディネート)は、インドで日本酒について啓発活動をしている江岡美香さん(東京都在住)に依頼した。

 蔵元会の事務局を担当する東田さんは「各蔵元が協力してインドへの輸出を実現させたい。現地の人に鳥取に関心を持ってもらい、観光客誘致につなげたい。『インドで売れてる鳥取の酒って何だろう』と話題になれば国内販売にもいい影響が出ると思う」と話す。

 諏訪酒造以外の参加蔵元は、稲田本店(米子市)大谷酒造(琴浦町)梅津酒造(北栄町)元帥酒造(倉吉市)山根酒造場(鳥取市)中川酒造(同)。(石川和彦)