こみ上げる懐かしさ 九州・山口ご当地CM 長寿の理由

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大畠正吾
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 テレビから歌や映像が流れてくると、思わず懐かしさを感じてしまうローカルCMがある。中には放送開始から半世紀が経つものも。長年親しまれている九州・山口のご当地CMの魅力と長寿の理由を探った。

 ♪水澄み~て、空は青く、山はみ~ど~り~

 酒造会社「八鹿(やつしか)酒造」(大分県九重町)のCM曲が、大分放送の天気予報で流れ始めて約50年になる。演歌調のメロディーと大分の自然と人をたたえる歌詞。天気予報の始まりと終わりには県内出身のミュージシャン、南こうせつさんらの「八鹿、八鹿の天気予報~」という歌も流れ、県民ならほとんどの人が口ずさめる。

 いまは週3日、天気キャスターが話しているバックでメロディーが流れ、歌は終了後のCM枠で週1日だけ。ただ、お盆と正月の前後は「帰省した人に故郷を感じてほしい」と3日間とも歌を流す。

 大分県出身の記者は、実はずっとある疑問を抱いていた。それは「歌っているのは『東京五輪音頭』を歌った三波春夫さんでは」。麻生益直社長(64)に質問をぶつけると、「ほとんどの人がそう思っているようですが、残念ながら違います」。正解は大分市で左官業を営んでいた男性。「夢を壊したくないので聞かれなければ伏せています」

 曲はカラオケにもなっている…

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