Jの日常が世界につながる 五輪の糧生かすGK谷ら若手

勝見壮史
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 銅メダルを逃した東京オリンピック(五輪)の3位決定戦から3日しか経っていない。日本代表として全6戦にフル出場した湘南ベルマーレのGK谷晃生はJ1のピッチに立っていた。

 準々決勝のPK戦で1本を止め、スペインとの準決勝では好セーブを連発。大会直前まで正GKの座を確約されていなかったのに、堂々たるプレーだった。「何か大きく変わったわけではない。リーグ戦でやっていることを出しているだけ」と話していた。

 対戦した鹿島アントラーズのGK沖悠哉は、代表メンバーの最終選考まで残っていた。口癖は「鹿島で結果を出すこと」。谷が五輪で躍動した陰に、ライバルと刺激し合う日々があったことを忘れてはいけない。

 年齢制限のある五輪代表を「卒業」した2人。ワールドカップへの競争は、もう始まっている。この夜、谷は190センチの長身を生かし、浮き球への対応で存在感を見せた。沖はキャッチからの素早いフィードで速攻の起点に。試合後は2人で誓い合った。「また、ここから頑張っていこう」と。Jの日常が世界につながる。(勝見壮史)