サムスングループトップが仮釈放へ 「国の経済考慮」

ソウル=神谷毅
[PR]

 韓国の朴範界(パクポムゲ)法相は9日、朴槿恵(パククネ)前大統領=受刑中=と最大財閥サムスングループをめぐる贈収賄事件で、実刑が確定して収監されていたグループ実質トップの李在鎔(イジェヨン)・サムスン電子副会長(53)を13日に仮釈放すると発表した。

 仮釈放は日本の植民地支配からの解放を記念する8月15日の「光復節」に合わせて行うもので、810人が対象。李副会長について朴法相は、新型コロナウイルスの長期化による国の経済や国際経済の状況を考慮したうえで「社会の受け止めや(本人の)受刑時の生活態度などから総合的に決めた」と語った。

 サムスングループは韓国経済を支える屋台骨。新型コロナで経済環境が悪化するなか財界などからは「トップの長期不在で重大な投資判断ができなくなり、韓国経済に与える影響は大きい」といった声があった。(ソウル=神谷毅)