石神井公園から見える巨大ビル 住民参加の高さ規制は?

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大鹿靖明
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現場へ! 再開発 変わる東京・石神井

 下河秀行(85)は2000年、東京都練馬区が石神井(しゃくじい)公園駅周辺のまちづくりを考える協議会を設けると聞き、委員の公募に応募し、副会長に就いた。中堅ゼネコンを退職後、自身が住む石神井のまちづくりに関心があった。「住み心地の良い環境を残したい」というのが参画した動機だった。

 このころ駅北口に108メートルの再開発ビル(33階建て、02年に完成)の計画が進んでいたものの、「過度の高度利用は住環境や自然環境を破壊する」というのが協議会の問題意識だった。毎月会合を持ち、02年にまとめた提言には、計画が進行中の北口のビルを除き、南口や商店街など6地区はどこも低層(2~3階)から中高層(7~10階)までと明記した。

 「そのくらいまで、と思っていました」と下河。提言を受けて区が03年にまとめた全体構想にも「周辺環境と調和した高度利用」とある。住民たちが話し合い、駅周辺はせいぜい中高層までというのがコンセンサスだった。

 当時の区は、こうした考えを…

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