元都庁幹部のDNA? 道路整備し100メートル級ビル

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大鹿靖明
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現場へ! 再開発 変わる東京・石神井

 東京23区の北西部にある練馬区では2020年12月、区都市計画審議会が石神井(しゃくじい)公園駅周辺の商業地区の規制を緩めた。それまで原則35メートルまでの建物しか建てられなかったが、2千平方メートル以上の敷地があれば100メートルの高層建築物を建てられるようにしたのだ。野村不動産前田建設工業が関与する準備組合の再開発計画だけでなく、「いくつもの100メートル級のビルが建つ」と区は想定する。

 主導したのは、区長の前川燿男(あきお)(75)である。準備組合が設立された翌月の14年4月、区長選で当選した。鹿児島出身。東大卒。自らも練馬区に住んで30年になる。前区長の急死に伴い、自公両党に担がれて立候補した。

 元は都庁マン。「福祉行政をやりたくて、美濃部(亮吉知事)都政が素晴らしいと思いましてね」。1971年、入庁した。障害者らの福祉の現場にかかわり、恵まれない子供を養育する里親制度の創設など先駆的な施策に取り組んできた。「福祉行政はライフワーク」という。

 続く鈴木(俊一知事)都政で…

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