墓参りしてるのは誰? 絶縁した兄妹、年2回のいたずら

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若松真平
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 ケイコさんの父と叔母(父の妹)は、ほぼ絶縁状態にある。

 お互いの存在を確認するのは年2回、両親の命日の墓参りを通じてだ。

 父「あいつ、墓の掃除には来てるみたいや」

 叔母「兄さん、ちゃんと墓参りだけはしてるんやね」

 ケイコさんの祖父の命日は7月で、今年も墓前には立派な花が生けられ、線香があげられていた。

    ◇

 もともと親しい兄妹というわけではなかった。

 それでも、お中元やお歳暮を贈り合い、冠婚葬祭に参加するぐらいの仲ではあった。

 きっかけは、不動産の相続でもめたこと。

 10年ほど前に絶縁し、お互いに「いなかった者」として暮らしている。

 2人には、気づいていないことがある。

 命日の墓参りで、兄が先に行っても、妹が先に行っても、必ず花は供えられている。

 お互いに相手が供えたものだと思っているが、実はそうではない。

 2人を思って供えていたのは…

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