河村たかし市長、パラ行事欠席へ「混乱招きかねない」

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関謙次、東谷晃平、松山紫乃
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 河村たかし名古屋市長東京五輪ソフトボール選手の金メダルをかじった問題で、市は15日に市内で開かれる東京パラリンピック聖火行事に河村市長の出席を見合わせると決めた。「混乱を招きかねない」とし、当面の間、対外的なイベントなどへの参加も取りやめる。河村市長も了承しているといい、代理を主に副市長3人が担う。

 聖火行事は24日開幕のパラリンピックに向けた「名古屋の火」を採火するもの。火は愛知県内6地域から集められて一つとなり、東京に送り出される。

 市幹部によると、河村市長から副市長に、代理を任せることへの謝罪があったという。すでに7日の「世界コスプレサミット2021」や「名古屋城こども王位戦」など、予定されていたイベントへの参加を取りやめている。そのほかの公務は河村市長が通常通り行うが、10日は公務がなく登庁しなかった。

 表敬訪問も当面、相手側が河村市長との面会を望まない限りは副市長が対応する。市によると、通常は相手側の要請で実現する。東京五輪では金を獲得した野球、銀の女子バスケットボールに名古屋ゆかりの選手がいるが、市幹部の一人は「いま河村市長に会いたがるメダリストはいないだろう」。

 河村市長は4日に後藤希友(みう)投手(20)の表敬訪問を受けた際に金メダルをかじったほか、「ええ旦那をもらって」「恋愛禁止かね?」などと発言し、SNS上などで厳しい批判が続いている。翌5日に「宝物を汚してしまい、配慮が足りなかった」と謝罪し、「嫌がらせの認識は全くなかった」「あの時は非常にフレンドリーな感じだった」などと述べた。

 後藤投手が所属するトヨタ自動車に副市長が謝罪文を届けたが、まだ直接の謝罪はできていないという。市には10日夕までに6961件の苦情のメール、電話などがあった。(関謙次、東谷晃平、松山紫乃)

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