棋士の「夜対局」 ピーク作る難しさ、五輪選手と同じ?

有料記事

[PR]

杉本昌隆八段の棋道愛楽

 約1カ月ぶりのコラムです。対局は通常通りとはいえ、締め切りのない日々は私にとって少し早いお盆休みでした。ゆっくり休んだのでこちらも通常に切り替えます。

 この原稿を書いている今、17日間にわたるオリンピックが終了しました。開幕・閉幕式が行われた国立競技場は東京の将棋会館からほど近く、慣れ親しんだ地に世界中のアスリートが集まっていると思うと不思議な気分でした。

 夜10時過ぎにテレビで陸上短距離を観戦しました。延長のある野球やサッカーではちょくちょく見られる時間帯ですが、この競技ではかなり珍しい気がします。

 海外でのオリンピックなら「録画か時差のせいかな?」と見過ごすところですが、今回は正真正銘の生中継。同じ空の下、選手たちも頑張っているなと共感したものです。

 夜の時間に調子をピークに持っていく選手の体調管理はさぞ大変でしょう。勝負前の日中はどう過ごすのだろう?テレビ中継では見えない部分も気になりました。

 そういえば私たち棋士も、夜…

この記事は有料記事です。残り565文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料