名波監督の挙げた名将2人が示す 松本山雅に待つ険しさ

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吉田純哉
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 「勝たせる監督ではなかったな、と。今後の課題と思っています」。2年前、名波浩監督(48)は辞任会見をそう締めくくった。

 当時率いていたのは、現役時代に黄金期を築いたジュビロ磐田だ。2019年6月、試合後の記者会見で辞任を明かした。就任6季目を迎えていた中、成績低迷の責任を取った。

 2年間の充電期間を経て、今年6月下旬にJ2松本山雅FCの監督に就任した。それまでは解説者の仕事の傍ら、時間が許せば、各Jクラブを視察し、知見を積んできた。磐田時代にはない練習メニューも頭にいくつも浮かぶようになった。

 勝たせる監督とは――。あのときの答えは見つかったのか。率直に聞いた。

 「基本的には答えはないです」

 今度は質問が返ってきた。

 「最近、2年連続で勝たせている監督は、誰だと思いますか?」

 この10年間でJ1を連覇している日本人指揮官は、サンフレッチェ広島で12年と13年に優勝した森保一監督(現日本代表監督)と、17年と18年を制した川崎フロンターレの鬼木達監督だ。その2人の名前を挙げると、「素晴らしい」と言いながら、話を続けた。

 「それしかいない。評価された監督でも、本当に2年連続で勝たすのは難しい。答えはないんですよ、結果的に」

山雅立て直しの険しさを示す名将2人

なぜ名波監督は森保監督と鬼木監督の名前を挙げたのか。2人の名将から、松本の立て直しの険しさが透けて見えます――。松本山雅FCがJリーグに参入して10年目。急成長してきた反動に苦しんでいます。反町氏というカリスマが去った後の現状と課題を「フロント編」と「監督編」の2回に分けて迫ります。今回は「監督編」

 森保監督と鬼木監督。2人の…

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