夏の楽しみは藍の生葉染め 美しい青に込められたロマン

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 私たちの夏の楽しみといえば、藍の「生葉(なまば)染め」です。アトリエシムラの畑では、この時期、春に種をまいた蓼藍(たであい)が青々と茂っています。葉にはインジゴという染料成分が含まれていて、葉の枯れた部分は茶色にならずに青色になります。普段、葉を発酵させたすくもを使って藍建てをしていますが、新鮮な藍の葉が収穫できる夏だけは生葉を使って染めます。

 生葉染めでは、収穫した葉をすりつぶして、しっかり揉(も)み出して藍汁(あいしる)をつくります。そこに絹糸をつけると美しい空色、いわゆる「縹色(はなだいろ)」に染まります。夏の暑い時期にとても涼やかな気持ちになります。

 藍染めは飛鳥時代以前に始ま…

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