かんぽ生命、営業再開後も新規契約は低迷 郵政G決算

藤田知也
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 日本郵政グループは11日公表の2021年4~6月期決算で、かんぽ生命保険の新契約件数は約4万件だったと発表した。前年同期の1・7倍に増えたが、19年同期の1割以下にとどまる。この年発覚した不祥事の傷痕が今も色濃く残る。

 かんぽの不正問題は19年6月に浮上し、金融庁の業務停止命令や保険営業の自粛が続いたが、今年4月からは営業活動を本格的に再開させている。だが、21年4~6月期の新契約保険料(年換算)も19年同期比の1割程度で、不祥事以前の水準からはほど遠い。

 親会社の日本郵政の売上高は前年同期比2・5%増の2兆8640億円、純利益は2倍の1597億円だった。金融市場の改善で外国証券の利息収入などが伸びたゆうちょ銀行が売上高を3割ほど増やし、純利益も3・6倍となるなど、グループ全体の収益を押し上げた。(藤田知也)