13歳なのに特攻通告、何も知らず喜んだ 小さい体で…

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重政紀元
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 【千葉】太平洋戦争末期、徴兵年齢に満たない13~14歳の少年が集められ、グライダー訓練を受けていた。資料は残っておらず詳細は不明だが、特攻の要員養成が目的だったとみられる。グライダーは戦前、上級学校の教練で活用されるなど、航空隊を目指す少年たちには身近な存在だった。(重政紀元)

直前に東京大空襲、誓った復讐

 「お前を区の代表としてグライダー訓練に派遣することになった」。千葉市若葉区の山野井孝有(たかゆき)さん(89)は東京都葛飾区の高等小学校2年生になったばかりの1945年4月、校長からこう告げられたことを鮮明に覚えている。当時13歳だった。

 前年秋から航空機の部品づくりが続く日々。派遣されることを名誉に感じる一方で、「なぜ体が小さく、成績もよくない自分が?」という疑問を抱えたまま、訓練先として指定された長野県の霧ケ峰に向かった。

 新宿から乗った汽車は途中…

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