愛媛県、最多85人感染 松山の飲食店、みたび時短へ

新型コロナウイルス

伊東邦昭
[PR]

 愛媛県は11日、新たに10歳未満~80代の男女85人が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表した。1日あたりの感染確認としては、3月25日発表の59人を超えて過去最多。県は11日、独自の警戒レベルを最も高い「感染対策期」に引き上げた。松山市内の飲食店を対象に、来週にも営業時間の短縮を要請する方向で調整している。

 県内の感染確認は計3316人になった。85人のうち、これまでに感染が判明した人の関係者が57人、これまでの事例とは別の新規感染者が28人。これまでに明らかになっているクラスター(感染者集団)関連での確認は6事例の11人で、新規感染者の方が多く確認されている。

 年代別では、20代が最多で21人、40代が19人、30代が14人、10代が12人となっており、感染者の4分の3が10~40代だった。

 居住地別では、松山市36人▽新居浜市15人▽西条市8人▽宇和島市5人▽四国中央市、砥部町各4人▽鬼北町3人▽伊予市東京都神奈川県各2人▽今治市、大洲市、松前町、大阪府各1人。

 感染確認が突出している松山市では、小売店での接客担当やサービス業、理美容業など、感染リスクが高くはないとされる業種の従事者でも毎日複数の感染が確認されているという。野志克仁市長は記者会見で「いつどこで感染したか分からないケースも増えている。市内での感染が蔓延(まんえん)していると言わざるを得ない」と話した。

 県の感染対策期は11日から当面の間。県民に、県外からの帰省の延期・中止▽県外との不要不急の往来自粛▽松山市との不要不急の往来自粛などを要請したほか、松山市民には不要不急の外出を少なくとも5割減らすよう求めた。

 営業時短要請は、松山市内全域の酒類を提供する飲食店を対象に来週にも行う方向。対象店は営業時間を午後8時までとする一方で、感染防止対策で県の認証を得ている店は午後9時までとするという。

 中村時広知事は「感染状況は(今春の)第4波と完全に別の局面だ。確認が集中しているのは松山や新居浜、西条だが、今後どうなるか分からない。ただ、みなさんが気をつけることで全然違うので、感染回避行動を徹底してほしい」と話した。(伊東邦昭)

     ◇

 愛媛県は10日、12歳以上の県民への新型コロナウイルスワクチンの接種について、9日時点での1回目の接種率が45・4%(56万4014人)だったと発表した。1週間前に比べて3・3ポイント上昇した。2回目の接種率は37・0%だった。

1回目の接種を終えた12歳以上の人の割合(9日現在、愛媛県発表)

上島町   86・5%

鬼北町   80・7%

久万高原町 77・6%

松野町   69・0%

伊方町   65・6%

愛南町   61・7%

大洲市   58・1%

西予市   57・7%

八幡浜市  55・0%

内子町   54・0%

宇和島市  52・5%

砥部町   50・6%

松前町   49・7%

東温市   49・4%

西条市   49・4%

伊予市   49・1%

新居浜市  47・4%

今治市   45・3%

四国中央市 43・0%

松山市   36・4%

県全体   45・4%

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]