敦賀気比、柴犬と猫が来て「負けなし」に 球児を癒やす

柳川迅
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 甲子園での初戦に向けて大阪入りして調整を続ける福井代表、敦賀気比の選手に、地元から無言のエールを送る小さな友がいる。シバイヌの小哲と、ねこ吉。選手を癒やすだけでなく、2匹が来てからチームはほとんどの公式戦に勝っており、今夏も「ワンチームで勝利を招く」と期待がかかる。

 小哲は2019年12月生まれのオス。20年1月に東哲平監督(41)が知人から譲り受けた。普段は監督室のケージの中でおとなしくし、散歩や外で遊ぶときは元気いっぱいだ。部員の中では、主に大味悠人君(2年)に世話をしてもらっている。大島正樹主将(3年)は「昔はもっと暴れん坊だったけど、落ち着いてきて、それもかわいい」と話す。

 一方、ねこ吉は「去年の秋か冬ごろ、山から下りてきた」と複数の部員。メスだが、ねこ吉の呼び名が定着した。人になれていて、選手の足にすり寄ったり、ひざに寝転がったり。左翼手の森田世羅君(同)は「選手の中でもすごくかわいがられている」と話した。

 2匹が来てから、チームは「北信越で負けなし」だ。甲子園へ出発する日、大島主将は「行ってくる」と2匹をなでたという。

 敦賀気比の初戦は15日の第4試合(午後3時半開始予定)で、日本文理(新潟)とあたる。グラウンドで留守番中の2匹は、吉報を待っている。(柳川迅)