「空から見守ってね」灯籠ともる 日航機事故から36年

磯部征紀
【動画】日航機墜落事故の犠牲者を悼み、灯籠に灯りがともされた=関田航撮影
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 日航ジャンボ機墜落事故から12日で36年になるのを前に、群馬県上野村の墜落現場のふもとを流れる神流川(かんながわ)の河原で11日夕、犠牲者をしのぶ灯籠(とうろう)の点灯があった。遺族や関係者は命の大切さに思いをはせた。

 「空から見守ってね」「安心安全な空を」「天国のパパへ」。200個ほどの灯籠には、遺族らから募ったメッセージやイラストがはられた。

 昨年はコロナ禍の影響で灯籠流し自体が中止に。今年は川に流さず、村の関係者らがLEDライトの灯籠を点灯した。墜落時刻と同じ午後6時56分には黙禱(もくとう)が捧げられた。

 54歳だった父親を亡くした川崎市の内野理佐子さん(61)は「父に1年間の家族の出来事の報告をしています。元気にしているよ、見守ってねと。形が変わっても思いが伝わることが大切です」と話した。

 灯籠の一部は日本航空の社内の研修施設「安全啓発センター」で展示される。(磯部征紀)