ボールケースはリンゴ箱 弘前学院聖愛、道具は手作り

奈良美里
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 【青森】弘前学院聖愛の野球部が使っているボールケース。よく見ると側面に「森田村農協」の文字がある。もともとリンゴ箱として使われていたものを譲ってもらったのだという。森田村農協は合併で野球部創部前になくなっている。いつからあるのか太田淳部長らも知らないのだが、野球部とともに歩んできたリンゴ箱だと思われる。

 太田部長に聞くと「うちの道具はみんな手作り」だという。雪の降る冬場、室内練習場として使用しているビニールハウス。創部から数年後、室内練習場がなかったことから、農家をしていた部員の保護者が指揮をとり、部員と一緒に建てたという。グラウンドの得点板は元はトラックのコンテナ、打撃練習用のケージは野球場の設備管理に協力している会社員の男性が趣味の溶接をいかして作ってくれた。

 道具や施設の一つ一つから、野球部を支える地元の人たちの思いが伝わる。(奈良美里)