「ドライブ・マイ・カー」三浦透子、忘れ得ぬカンヌ体験

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聞き手・佐藤美鈴
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 20日公開の映画「ドライブ・マイ・カー」で物語の軸となる役に抜擢(ばってき)され、今夏のカンヌ国際映画祭の舞台に立った三浦透子。公式上映の翌日、興奮冷めやらぬ様子で、劇場で感じた感覚を語った。サントリーのCMの2代目「なっちゃん」として5歳でデビューし、近年は「天気の子」の主題歌でボーカリストを務めるなど歌手としても活動する多才な24歳に、カンヌで思いを聞いた。

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三浦透子さん=フランス・カンヌ、伊藤恵里奈撮影

別の作品と思ってしまうぐらいすごかった

 ――カンヌ映画祭に参加して、今どう感じていますか

 東京国際映画祭に少しお邪魔したことあるんですけど、こうやってしっかり映画祭を体験するってのは初めて。それがカンヌというのも本当にありがたい。

 いわゆる映画の中心地というか、映画というものがどうやって世界の人に見られているのかを体験できる場所だと思うので、一つの真ん中を見せていただいたというような感じがします。

 ――貴重な体験は、今後にもつながりそうですね

 何よりも印象に残ったのは、劇場での映画体験。私は「ドライブ・マイ・カー」という作品を一度見た上であの場所(公式上映)でもう一度見させてもらったんですけど、もう本当に別の作品だと思ってしまうぐらいにすごかったです。本当に特別な体験だった。

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カンヌ国際映画祭での「ドライブ・マイ・カー」の公式上映後、拍手に包まれる三浦透子さん(右から2人目)=7月、フランス・カンヌ、佐藤美鈴撮影

 椅子の座り心地とか画面の大きさとかもあると思うんですけど、何より音の環境が素晴らしくて。観客が発する音も含めて映画の音なんだなと感じた。周りの反応が静かになっていくのも含めて、この映画の持つ沈黙の雄弁さみたいなものを空気から感じられた。

 この体験ができたことが、私…

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