河村市長がかじった金メダルを交換へ 費用はIOC負担

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 河村たかし名古屋市長東京オリンピック(五輪)ソフトボール選手の金メダルをかじった問題で、国際オリンピック委員会(IOC)などが、新たなメダルに交換する方針であることが、関係者への取材でわかった。選手の所属先であるトヨタ自動車からIOCに交換を求める要請があり、選手本人の意向も確認した上で調整を進めていたという。費用はIOCが負担する。

 河村市長は今月4日、ソフトボール日本代表の後藤希友投手(20)から表敬訪問を受けた際、手渡された金メダルをいきなりかじった。これを受けて、市長や名古屋市に苦情や批判が殺到。市には12日朝までに7479件の苦情のメール、電話などが寄せられた。トヨタ自動車も抗議していた。

 関係者によると、IOCの最高位のスポンサーであるトヨタ自動車側が事態を重く見て、IOC側にメダルの交換を要請。IOCと大会組織委員会は、予備の金メダルに交換できるよう手配を進めていたという。

 大会関係者は「日本代表の仲間と一緒に勝ち取り、仲間の手で首にかけてもらった金メダル。ただ交換すればいいという問題ではない。河村市長の責任は重い」と話す。

 河村市長はメダルをかんだ翌5日に「宝物を汚してしまい、配慮が足りなかった」と謝罪し、「嫌がらせの認識は全くなかった」「あの時は非常にフレンドリーな感じだった」などと述べていた。