国のばらまき監視する独立機関 設置へ超党派議連が発足

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榊原謙
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 政府や政党から距離を置く中立的な立場から国の財政運営について提言する「独立財政機関(IFI)」をつくろうと、超党派の国会議員連盟が発足した。バラマキに走りがちな政府・与党にタガをはめる知恵の一つとして、多くの先進国が設けているが、日本にはまだないからだ。先進国で最悪と言われる国の財政状況を改善する一手になるのだろうか。

 議連の名前は「独立財政推計機関を考える超党派議員の会」。自民党林芳正・元文部科学相や公明党の西田実仁・参院会長、立憲民主党逢坂誠二代表特命補佐らが共同代表発起人となり、6月に発足した。主要6党の計39人が参加し、IFIを国会に数年以内に設置することをめざす。財政や政策に関する国会での議論を活性化させたいという。

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独立財政機関の設立をめざす議員連盟の設立総会には、与野党の国会議員が集まった=2021年6月10日、東京都内、古川禎久衆院議員事務所提供

 日本にはなじみがないIFIとは、どんな組織なのか。通常は公的な資金で設けられ、中立的な視点から国の財政運営や予算の使い方などを分析・評価し、監視や助言を行う独立機関をさす。決まった予算が正しく使われたかをチェックする会計検査院とは違い、これから行う政策の費用対効果にまで踏み込む点に特徴がある。

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