イラン新大統領が閣僚指名 反米、近隣外交優先の色濃く

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テヘラン=飯島健太
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 イランのライシ大統領は11日、新政権の閣僚名簿を国会に提出した。外相に指名されたアブドラヒアン元外務次官を始め、ライシ師の考えに近い反米志向の保守強硬派が並び、8年続いた国際協調路線からの転換を改めて印象づけた。新政権は国会の信任を経て今月中にも発足する。

 アブドラヒアン氏は最高指導者ハメネイ師の指揮下にある軍事組織、革命防衛隊と関係が近い。反米・反イスラエル姿勢で知られる一方、2007年にはイラクの治安をめぐる米国との交渉に臨んだ経歴もある。外務次官としては11~16年にアラブ・アフリカ地域を担当し、その後は国会議長特別補佐官を務めた。

 茂木敏充外相は今月、イランを含めた中東の7カ国・地域を訪問する予定で、アブドラヒアン氏との会談が調整される見込みだ。

 ライシ大統領は近隣諸国との外交を優先課題とする。5日の就任宣誓では、「地域の国々に友好と同胞愛の手を差しのべる」と強調。対話を通じて地域の平和と安定を実現すると約束。「域外国の干渉は問題そのもの」と主張し、米国による関与を排除する考えを示した。

 イランにとって追い風とも言…

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