パラリンピック、3都県無観客の方針 静岡は一部有観客

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小野太郎
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 24日に開幕する東京パラリンピックについて、政府や大会組織委員会は新型コロナ対応の緊急事態宣言が出ている東京、千葉、埼玉の3都県の会場は原則無観客とし、静岡県は一部の観客を入れる方向で最終調整に入った。大会組織委による「学校連携観戦プログラム」を踏まえた小中高生らの観戦は、関係者の判断に応じて実現の可能性を探る構えだ。

 16日午後にも、東京都国際パラリンピック委員会(IPC)、国際オリンピック委員会(IOC)の代表者を含めた5者協議を開き、正式に決定する。

 複数の政府、大会関係者によると、4都県にまたがるパラリンピックの会場のうち、首都圏の会場は無観客とする。「まん延防止等重点措置」が適用されている静岡県の会場は、大規模イベント制限に準じる形で「収容人数の50%までで上限5千人」とする方針だ。

 一方、首都圏の会場は、小中…

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    内田良
    (名古屋大学大学院教授=教育社会学)
    2021年8月13日21時16分 投稿
    【視点】

    もともと学校連携観戦では、ダイバーシティの観点から教育的意義が高いと、オリンピックではなくパラリンピックの観戦を希望していた学校があります。ただ、コロナ禍と熱中症対応で教員の負担がとても大きいことが懸念されています。教員は観戦当日に疲弊する

    …続きを読む