コロナ対策緩和の英、2四半期ぶりプラス成長 4~6月

ロンドン=和気真也
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 英統計局が12日発表した2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前期比4・8%増だった。年率換算では20・7%の大きな伸びで、2四半期ぶりにプラス成長に転じた。新型コロナ対策での経済活動の制限が緩和され、個人消費が大きく改善した。

 前期は感染力が強い変異株の爆発的な感染拡大を抑えるため、生活必需品を扱う店以外の営業が原則禁じられるなど、厳しい感染対策下にあった。それらが段階的に緩和され、パブなどの飲食店や美容院の営業が徐々に再開したことで、サービス業などが回復した。

 英国は、18歳以上の人口の75%がワクチン2回を接種ずみ。夏場の旅行などが盛り上がっており、景気はさらに回復する見込みだ。ただ、変異株の広がりで日々の新規感染者は2万~3万人に上っており、先行きに不安もくすぶる。(ロンドン=和気真也)