タリバーン、アフガン第2の都市も制圧 州都陥落13に

バンコク=乗京真知、ワシントン=高野遼
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 アフガニスタンの反政府勢力タリバーンは、12日夜に同国で人口第3の都市である西部ヘラート、13日朝に人口第2の都市である南部カンダハルを、それぞれ制圧したと宣言した。米政府はタリバーンの勢力拡大を懸念し、首都カブールの米国大使館員の人員縮小を決定。撤収支援のため米軍部隊3千人を現地に一時派遣すると発表した。

 両都市はヘラート州とカンダハル州の州都。これで、この8日間で全国に34ある州都のうち13カ所が陥落した。8月末を期限に駐留米軍が撤退を進めるなか、米軍の後ろ盾を失いつつある政府軍側の軍事的敗北が続いている。

 こうした情勢を受け、米国務省は12日、大使館に中核機能を果たすのに必要な人数だけを残して職員を撤収させると発表した。安全に撤収を進めるため、米軍は2日以内にカブールの国際空港に3千人の部隊を派遣する。加えて3500~4千人をクウェートに待機させ、必要に応じて現地への増援も検討するという。

 8月末までの米軍撤退の方針に変化はなく、今回の増援はあくまで大使館員らの退避のための一時的な措置だとしている。(バンコク=乗京真知、ワシントン=高野遼)