中国・新駐米大使が米政権高官と会談 台湾問題で釘刺す

北京=高田正幸、ワシントン=高野遼
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 先月着任した中国の秦剛駐米大使は12日、米ワシントンで米国のシャーマン国務副長官と会談し、台湾問題について「米中関係の最も重要で、敏感な問題だ」と語った。国営新華社通信が報じた。秦氏が着任後、米高官と会うのは初めてとみられ、台湾問題で関与を深める米国に釘を刺した形だ。

 新華社によると、秦氏は「中米関係は新たな分かれ道に立っている」とも語り、立場の異なる問題で制御可能な関係を築いていく意思を示した。両者は対話を通じ、対立の続く米中関係を改善していくべきだとの考えで一致したという。

 一方、米国務省によると、会談でシャーマン氏は秦氏に歓迎を表明。7月に訪中した際の王毅(ワンイー)国務委員兼外相らとの議論を振り返り、中国側と今後も協議を続けていく考えを示したという。(北京=高田正幸、ワシントン=高野遼)