イタリア熱波、山林火災相次ぐ シチリア島で48.8度

ローマ=大室一也
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 イタリアで熱波による山林火災が相次いで起き、AFP通信によると、12日までに少なくとも4人の死者が確認されている。地元の気象当局は南部シチリア島のフロリディアで11日に最高気温48・8度を観測したと発表。世界気象機関(WMO)によって確認されれば、観測史上、欧州で過去最高気温となる。

 今夏は熱波が地中海沿岸の各国を襲っている。イタリアでは「ルシファー」と呼ばれる高気圧の影響で高温が続き、シチリア島やサルデーニャ島、カラブリア州などで山林火災が広がっている。11日にはカラブリア州で2人、シチリア島で1人が亡くなった。ギリシャでも北部テッサロニキで3日に47・1度を観測するなど猛暑が続き、本土や島々で山林火災が立て続けに起きている。

 WMOによると、欧州ではこれまで、1977年7月10日にギリシャのアテネで観測された48・0度が過去最高気温となっている。(ローマ=大室一也)