第2回「山尾志桜里やめます」 論破より対話へ、新たな道模索

有料会員記事2021衆院選

聞き手・鬼原民幸
[PR]

 第2回は、待機児童問題で一般女性が「保育園落ちた日本死ね」と書いたブログをもとに安倍晋三前首相を追及するなどの国会質疑で名場面を生む一方、公私のあり方も問われた山尾志桜里さん(47)に聞きます。

【連載】「国会への宿題」のページはこちら

 次の衆院選に立候補しないことを表明した議員に国会での活動を振り返ってもらい、これからの国会に託す「宿題」を聞きます。

 ――6月17日、SNSで次期衆院選に立候補しないと表明しました。国民民主党比例東京ブロック単独1位で公認が内定していましたが、なぜですか。

 当選する可能性の有無では決めていない。もう1期やったとき、議員としてどれだけ社会貢献ができるかという物差しで考えた。

 ――国会議員がJRを無料で利用できる「特殊乗車券」の私的利用やプライベートに関する週刊誌報道が背景にあったのでは。

 それが理由ではない。確かに政治家に公私の区別がなかなか許されないことや、とりわけ女性政治家に向けられる私生活への関心を負担には感じてきた。ただ、このまま国会議員や野党としての仕事を漫然と続けても、これ以上自分の成長や社会貢献は望めないと感じたからだ。

 ――待機児童問題安全保障法制共謀罪などで対峙(たいじ)してきた安倍政権をどう評価していますか。

 安倍晋三前首相は、「民主党政権だってできなかったじゃないか」など、他者への責任転嫁を多用し、不正直さ、不誠実さが見えやすい政権だった。安倍氏に国会で質問している最中はいら立ったが、質疑を通して、政権の攻撃性や非寛容性、器の小ささを浮き彫りにすることができた。

 ――菅政権は。

 攻撃性がなりを潜め、野党からの指摘を「いったん受け止める」スタイルに変わったが、議論の中身はより空虚になったと思う。

 記事の後半では、憲法論議にこだわった理由や、これからの生き方などを語ります。

 ――立憲民主党に所属していたが、憲法論議のあり方の違いからたもとを分かちました。なぜ憲法の議論にこだわったのですか。

 国会議員にしかできない仕事…

この記事は有料会員記事です。残り1538文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

2021衆院選

2021衆院選

ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[記事一覧へ]