地下食品売り場への顧客の入場を制限 阪急うめだ本店

宮川純一
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 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは13日、阪急うめだ本店(大阪市北区)の地下食品売り場への顧客の入場を制限する措置をとったことを明らかにした。制限するのは人出が増える午後2~7時で、まずは13~15日で実施する予定という。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が12日、百貨店の地下食品売り場などへの人出の抑制を呼びかけ、それを踏まえた措置だという。

 H2Oによると、地下1~2階に食品売り場がある阪急うめだ本店では13日午後2時から、JR大阪駅や地下鉄と直結する地下街からの入り口を閉鎖。店内のエレベーターは地下階に止まらないようにした。

 売り場に入れるのは、店内のエスカレーターのみに制限し、地下階で買い物をする顧客の人数を把握する。そのうえで、CO2(二酸化炭素)センサーなどの数値をみながら、必要に応じて売り場への入場をとめるという。

 H2Oは日本百貨店協会からも制限措置の検討要請を受けている。全国のほかの店舗でも入場制限ができないかを検討している。今後、政府などの要請も踏まえ、制限をする人数や開始時期、方法などを定める方針だ。

 H2O傘下の阪神梅田本店(大阪市)では7月下旬に食品売り場を中心にしたクラスター(感染者集団)が発生し、2日間全館休業とした。H2Oによると、阪神梅田本店では7月26日から8月8日に従業員計145人の感染が確認され、感染者の8割超にあたる124人が地下1階と1階の食品売り場の担当者だった。同店では食品売り場を閉鎖中で、20日の再開を目指している。

 H2O広報は「クラスターの発生と感染拡大の現状を重く受け止め、追加施策を講じることで、感染防止の実効性を高めたい。地域の生活インフラとしての使命を果たすべく安心安全な環境整備に努める」としている。(宮川純一)