野党議員、死亡問題で第三者調査を要求 入管庁側は拒否

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横山翼、伊藤和也
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 名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題で、野党議員らが13日、国会内で「難民問題に関する議員懇談会」を開いた。出入国在留管理庁に対し、第三者による再調査と収容中の様子を記録した監視カメラ映像の全面開示を求めた。

 懇談会長の石橋通宏参院議員(立憲民主党)は、入管庁が10日に公表した最終報告について、「驚愕(きょうがく)した。死因の究明すらされていない。これで本当に最終報告と言えるのか」と語った。報告では、死因は「特定は困難」とされていた。

 懇談会では、とくに入管の対応と死亡との因果関係が問われたが、入管庁側は「因果関係は明らかではない」と主張し続けた。

 野党側は、司法解剖の鑑定書を入手できれば死因の特定につながる可能性もあると指摘し、さらなる調査を求めた。しかし、入管庁側は、鑑定内容を把握した専門医の見解を得ているとして「調査を尽くして結論を導いた。死因を特定する調査の継続は考えていない」と応じなかった。

 石橋氏は「入管の対応に重大な問題があり、救えるはずの命が失われた。それを認めないとまた同じことが起きる」と指摘した。

 最終報告は、外部有識者の人選から分析や結論部分のまとめまで入管庁主導で進められた。野党側は「内部のお手盛り調査ではだめだ」(石橋氏)として第三者による再調査を求めた。

 さらに国会でも検証できるよう、ウィシュマさんが死亡するまでの13日分の様子を記録した監視カメラ映像について、2時間に編集したものではなく、全面開示するよう求めた。

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 会合の最後には、ウィシュマ…

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