ミャンマー国軍、為替相場の管理強化 通貨下落止まらず

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バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで、政情不安から通貨チャットが急落し、経済の混乱が続いている。国軍側は今月、為替相場の管理強化に乗り出したが、早くも両替商などで二重相場の動きが出てきた。国軍への不信感がチャット安の背景にあり、小手先の介入で食い止めるのは難しい状況だ。

 「チャット安を防ぎたい国軍側の意図とは正反対の現象を、すでに目の当たりにした。かつての二重相場が再び起き始めた」。最大都市ヤンゴンの両替商は11日、朝日新聞の現地助手にこう語った。

 国軍側が管理変動相場制の運用を始めたのは8月上旬。中央銀行が為替介入したレートがドルに対する参考レートになる。13日時点では1ドル=1650チャットに設定され、銀行などに対して取引はこの値から上下0・8%の範囲内に抑えなければならないとした。

 4日付の国営紙は、ドル高チャット安が「国の政治的・経済的な安定に影響を与える可能性がある」として、為替相場を管理する必要性を訴えていた。

 だが、思惑通りにはなってい…

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